堀田光学工業株式会社

代表取締役 堀田 幸延さん

1952年(昭和27年)の創業以来オプトロニクス分野のお客様に光学レンズを提供し、現在創業72年目を迎えました。2014年に栃木事業所(工場)を開設し、「小ロット・短納期」「量産品・ローコスト」と、お客様のあらゆるニーズに対応可能な一貫生産体制を整えました、時代変化や環境に適応し光学レンズの生産技術を突き詰める~「進化」と「深化」を追求し、今後も成長を続けます。

高い技術力を支えるのは「一貫生産体制」と「挑戦意識」

御社はどんな企業ですか?

 もともと川崎で事業を行っていましたが、2014年にさくら市に「栃木事業所(工場)」を開設しました。栃木県は「レンズのまち」といえるほど光学産業が盛んで、市場の大きさはもちろん、経験人材の確保や協力会社とのつながりも魅力でした。順調に受注を伸ばしたことから2018年には新工場と設備を拡充し、現在は海外拠点を含めた体制で国内外の顧客のニーズに応えています。

 当社の強みは、設計、製造、加工、検査まで一貫生産を行えることです。最新の設備と熟練スタッフ、また地元の協力業者の存在も大きいです。中小企業でこの生産体制を整えている会社は全国でも多くはありません。当社が主力製品として扱う産業用レンズは、主に工場内の生産ラインの各工程で使用されることから多種多様です。使用用途に応じて求められる性能や仕様にあわせて、短納期かつ高品質を維持しながら、多品種小ロット受注に対応しています

今後の事業展開は?

 創業以来70年以上提供してきた「光学レンズ」が弊社の軸であり、今後もそこはぶれません。AIなどの技術革新により顧客が進化していくなか、私たちもより進化をしていきます。また、アウトドア製品のニーズの高まりなど時流を捉え、消費者向け製品のレンズなどにも裾野をひろげています。

 こうした挑戦を支える「一貫工程」の一部は、協力会社への外注で成り立っています。今後は高齢化や後継者不足等による廃業が増えることが予想され、内製比率をあげることが課題です。それと同時に、自社内でも技術の承継が課題となります。

 定年後の雇用延長制度など、シニアや中堅層が、今後も長く安心して働ける体制を整えることで、若手社員を焦らずじっくり育てるつもりです。

どんな人材を求めていますか?

 多品種小ロット受注のため、生産工程に自動機は導入していません。そのため技術と経験が必要な仕事です。約3年程度かけてその技術の基本が獲得できれば、さらに技術を磨くことが楽しくなります。顧客のニーズに応え、様々な製品をつくれるこの仕事はとてもやりがいがあり、その後の定着率は非常に高いです。信頼し合える風土や人間関係もそれを後押ししていると思います。

 人材に求めていることは「挑戦」です。「まずはやってみる」「あきらめない」を重視しています。日々経験を積み、技術が養われることでこの姿勢が培われていきます。まずは「この仕事をやってみたい」と思う方とぜひ一緒に働きたいと思います。

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