中山金属化工株式会社

代表取締役 中山 雅仁さん

昭和22年に埼玉県飯能市で創業。当時は鍍金を扱っていましたが、これからの時代は自動車が主流になると昭和56年からアルミの自動車用ダイガスト製品を主力に製造を行っています。平成12年に工場すべてをさくら市の栃木工場に集約し、平成16年には念願の中国への工場進出ができました。「ものづくりに向き合い、人を育て、ともに生きる企業」を合言葉に技術を磨いています。

高い技術を持つ社員育成のため働きやすさも大切

御社はどんな企業ですか?

 現在はアルミ自動車用ダイガスト製品を主力に製造を行っています。栃木県に工場をつくるきっかけとなったのは、当時からお世話になっていた自動車メーカーさんが栃木工場を新設した時に誘われたためでした。当時は60名程度の企業でしたが、現在は3倍の社員が働いている企業に成長した。栃木に移り良かったと感じています。せっかく働いてもらうなら離職を防ぎたいと5年前から働きやすい職場を意識し取組を進めています。入職後配属先以外を体験する機会を作り業務全体が見えるように工夫しています。基本配属先は面接で希望があった部署になります。希望が叶えば仕事のやる気も上がると思いますし、自分の希望を伝え叶ったことは責任にもつながります。その取組の甲斐もあるのか、この5年大卒採用者の離職は0です。従業員からも「働きやすい」という評価をいただいています。

今後の事業展開は?

 今後もこれまで同様社員にとって働きやすい企業であろうと思っています。資格取得費の補助や、資格取得後は手当てもつきます。努力は見ていますし、評価します。

 ものづくり業界はどこもそうですが、年々形状が難しくなっています。そのため社員の技術教育には力を入れています。取引先の期待に応えるために、その道のスペシャリストに月1回来ていただき、自社でわざと難しい部品を作り、うまくいかないときはその理由を探します。そうやって磨いた技術力もあり、これまで取引のなかった企業からの受注も決まっています。これまで主力としていた以外の業界からもお声がかかることが増えました。今後は自動車だけでなく、新分野の新規事業への進出も計画しています。

どんな人材を求めていますか?

 自分の希望を伝えてくれる人がいいと思っています。長く働くのだから、働く本人の希望も叶えたいと思いますが、伝えてくれないと叶えることができません。最初は遠慮してしまっても、相談しやすいよう、各部署の上長も気配りをしてくれいています。

 中途採用では社員から仕事を探している方を紹介してもらったら紹介料を出す制度も行っています。中には親子で働いてくれているケースもあります。自分の大切な人にも紹介できる働きやすい会社になっていることは自慢できることだと感じています。

 これから人生を考える若い方は興味のあることを見つけることが大切です。働きがいは自身の興味の中にあります。

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